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去年の夏、武蔵が腸重積になりその原因が腫瘍だった、
というのは前にこのブログに書いたと思うのですが
その後去年の年末に再発。
余命1か月持たない、と言われた。

突然のことで、そんな現実受け入れられず、セカンドオピニオンをうけに別の病院へ。

運よくそこの先生が腫瘍外科の最先端治療を行っているという酪農大学の教授で
日本動物高度医療センターの腫瘍科の先生とお知り合いだったこともあり、CTをその教授が大阪出張の際に
見てもらったり治療法を考えてもらったり。

武蔵にできていた肥満細胞腫は内臓型。
肝臓と膵臓に転移していた。

通常内臓型の場合、最初に発見されてから外科手術で完全に切らない限り3か月も持たないことが多いらしい。

だけど武蔵の場合、7月の発覚時から12月の間で再発・転移したとはいえ5か月たっていた。
ここには教授も不思議だなぁ~と。

腸重積で腫瘍を切除した後、民間療法ではあるけどハナビラタケのサプリを飲ませていたこともあって
もしかしてだけど、それが効いたのかもしれない。

教授にCTを診てもらい、やはり手術は不可能だとのこと。
肥満細胞腫という腫瘍の性質から手術中にヒスタミンが大量に分泌され術中に死亡に至る確率の方が高い、と。

そこで、内科的治療(抗がん剤)をしていこう、と決めた。
グリベックという分子標的薬。これは人間の白血病治療に使われる薬で副作用がない、というのが特徴だとのこと。
特定の変異した遺伝子に効く、というものだ。

1/15にセカンドオピニオンを受け、薬を開始したのが1/22から。
グリベック、抗ヒスタミン剤、ステロイド、その他胃薬などを飲み始める。

残念ながら武蔵の場合、腫瘍の遺伝子検査をしてもらっても、
今現在グリベックが確実に効き目があるという遺伝子変異は見つからなかった。
かといって、動物に対しての効能はまだまだ研究途中のこの薬、まったく効かないとは限らない。

その可能性に賭けて、グリベックは飲み続けることにした。

この1月後半から週1回の診察と血液検査。
血液検査の結果は一進一退。
いい時もあるし、いきなり悪い時もあって・・・。

食欲もいきなりなくなる時もあって食事も本当にいろいろ試行錯誤した。
食べるものを探して毎日手作りして、それでも食べてくれない時もあった。
けど調子が戻ってガッツリ食べることも多くって、そんな感じの繰り返し。
でも私が想像していた末期がんの闘病生活、というイメージとは程遠く、ご飯を食べなくても
さくらたちと楽しそうに遊んでいたり、元気がある感じで今思えば武蔵は本当に体力がある子だったんだなぁ~
と思う。

途中、吐くことがあり先生に相談すると食道炎だとのこと。食事と食事の間に食道炎の薬をプラス。
逆流性食道炎になって誤嚥性肺炎になるのがこわかったけど、これは徐々に回復していった。

3/19の診察で、血液検査を毎回するのはやめようか、と先生と相談。
血液検査の結果に一喜一憂するよりもここ数か月武蔵を見てきて具合が悪いとき、調子がいい時
見た感じでわかるし全身状態で判断していこう、ということに。
血液検査は1か月に1回くらいにしようか、と。

この血液検査をやめてからはすこぶる調子が良く、食欲もあるし毎日散歩にも行けて
広場に行くとさくらと走ろうとすることさえあった。

私はこのころぼんやりともしかしたら7月の誕生日まで普通に生きられるんじゃないかなぁ~と思っていた。

去年の年末には、今年の桜の時期には武蔵はいない、、、
毎年撮り続けていた武蔵の頭に桜載せ写真、もう撮れないな、、、と思っていたのに。

そして桜が満開になり、毎日のように少し離れた公園まで毎朝お散歩に行った。
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この写真を撮ったのが4/8の朝。
この次の日もその次の日も普通に元気で元気有り余るぐらいで、5月ごろ旅行に行こう、なんてダンナと話してた。

でも4/12の夜中、2時ごろトイレに行きたい、と武蔵に起こされた。
庭に連れて行ってトイレを済ませ、いったんまた横になったけどなんか気になって私は眠れなかった。
すると間もなく3時ごろまた庭に出たがり、庭に出ると大量に嘔吐。
明らかに様子がおかしい、全身ガクガク震えていて抱きしめても震えが止まらない。
朝までずっと抱っこして一緒に寝た、けど震えは止まらず。
朝~午前中にかけても何度も嘔吐あり、腫瘍が破裂したのかもしれない、と思った。
たぶんそうだったんだろう。
午前中、どうしても外せない仕事があり2時間だけダンナに武蔵をお願いして出かける。

帰ってくると水に溶かした吐き気止めを飲ませたことで吐き気は止まっていたが
まだ震えは続いていて、なんにも食べようとしない。
13時半ごろみんなで庭へ出てトイレへ行く。
なんとか自分でおしっこできていた。

途中、シリンジで水とOS-1を何度か飲んでくれた。

15時過ぎからもう意識がほとんどない。
でもダンナが仕事で私と入れ替わりに出かけてしまったため帰ってくるのを武蔵は待っていたんだと思う。

梅はアホなので気にならない様子だったけど、さくら・こま・うららは順番に武蔵のとなりに来てくれる。
時々、武蔵もそれに反応していた。

17時15分、ダンナが帰ってきた。
このちょっと前からすごく息苦しそうにするようになってきてしまった。

18時ベッドからリビングのソファーへ移す。
ふと、顔を上げてこっちを見た。
武蔵!と呼びかけたけどさらに呼吸は荒くなり、なかなか息を吸い込めない。
4/13、18時20分、そのまま武蔵は天国へ旅立っていった。
本当によくがんばったね、ありがとう。




私たちが武蔵に出会ってから約8年半。
本当にたくさんの思い出をくれ、犬と暮らすことのすばらしさを教えてくれたね。
毎日お散歩に行くことで季節の移り変わりを感じ、アウトドア嫌いだった私をキャンプ好きに変えたよね。
自然っていいよね~なんつって、田舎暮らしまでしちゃってるよ。
武蔵と暮らすまではそんなの絶対考えられなかったよ。

庭でバーベキューしてたらステーキ盗まれて思わず必死に口から取り出したことも
公園で引っぱられて転んだまま引きずられたことも、
川崎大師で大厄の厄払いした直後に思いっきり噛まれたことも
訓練士さんと週3回、約1年半もがんばって訓練したことも、途中何度も挫折しそうになったことも
思い出したらきりがないくらい悪いことも楽しかったことも
たくさんたくさん思い出をありがとう。

私は、武蔵の治療に関しては何も悔いが残っていません。
やれることはすべてやったし

そして何よりも武蔵は亡くなる前日まで本当に元気だったから。

きっとニコニコ笑顔でこれからも私たち家族を見守ってくれるでしょう。

武蔵が亡くなって一か月後の先日、武蔵も連れて琵琶湖へキャンプに行ってきました。
2年ぶりのキャンプです。
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武蔵の生前、かかわりのあった皆さま、武蔵をかわいがってくれた皆さま
本当にありがとうございました。
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